バートランド・ラッセルに関する徒然草_2008年4月
「ラッセル徒然草」では,ラッセルに関するちょっとした情報提供や本ホームページ上のコンテンツの紹介,ラッセルに関するメモや備忘録(これは他人に読んでもらうことを余り意識しないもの)など,短い文章を,気の向くまま,日記風に綴っていきます。
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ラッセル徒然草_2008年4月
[n.0040:2008.04.29(木):一言の陳謝もなく(Googleの昨日の事故)]
昨日午後,約2時間ほど,Gmailも含め,Googleのサービスが一切使えなくなった。しかし,Gmailの利用者にもまったく,説明あるいは陳謝のメールが送られてこなかった!
Microsoftであろうが,Yahooであろうが,サーバがダウンするなど何か事故が起これば,ホームページのトップページに説明やお詫びの文章が掲載される。しかし,Googleにはホームページがないこともあってか,一切そういったメッセージは今までのところ載っていない。
マイクロソフトやヤフーのサービスに比べてグーグルのサービスの方がかなり優れているので,私も10以上のサービスを利用させてもらっており,感謝している。しかし,2時間もサービスがストップしても陳謝一つないというのは,理解できない。あるいはアメリカのユーザ向けにはGmailなどでお詫びのメールが送られたが,日本のユーザには送られていないということだろうか?
それにしても,ホームページやブログで文句をいっている人も少なくないと思われるが Google の検索エンジンで「Google サーバ ダウン」「グーグル サーバ ダウン」などで検索しても,下記の以前の例くらいしかひっかからない。まさか,「Google 事故」「グーグル サーバ ダウン」のような検索をした場合は,順位をずっとさげるような処置をしていることはないだろうか? もしもそんなことをしたら,Googleの信用はまるつぶれとなるだろう。
https://interestic.com/news/2008/03/16/google/504.html
3月16日 (本日)19時頃より
Googleがサーバダウンしている模様。
>20:00追記
原因としてNTT系列プロバイダのDNSが正常に機能していない可能性がある模様。その為,該当するプロバイダを経由して接続した場合は,接続不良となるようです。・・・。
[n.0039:2008.04.16(水):Amazon マーケットプレイスについて]
3月16日付「R徒然草」で,Amazonアフィリエイトプログラムに参加すると,Amazonで購入できる書籍等への個別リンクをはることができ,売り上げの一部(3~5%)を販売協力金としてもらえると書いたが,別の魅力的なサービスであるAmazonマーケットプレイスについてはふれなかった。
Amazonマーケットプレイスでは,自分の手持ちの本を販売することができ,アフィリエイトプログラムの販売協力金以上の利益をあげることが「可能」であるが,少しめんどくさそうだということで,傍観してきた。しかし,昨日,試しに『ラッセル思想辞典』(早稲田大学出版部,1985年5月刊/絶版)を1冊出品してみた。マーケットプレイスの場合は,売り上げの15%もの手数料をとられるので,(譲渡価格が購入価格より安くなり,赤字にならないよう)価格設定を注意して行う必要がある。(なお,送料は実費の300円程度もらえるのでトントン。)
『ラッセル思想辞典』が発売されたとき,読書会会員用として数冊購入したが,1冊譲渡しただけで,その後入手希望者があらわれなかった。そこで1冊出品したしだいだが,価格設定を4,800円にした。ずいぶん高いように思われるかもしれないが,アマゾンが約15%の手数料=900円をとるので,私に入っているのは3,900円であり,入手価格と同じである。
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[n.0038:2008.04.10(木):ラッセルのポータルサイトにリンクしているページは?]
ラッセルのポータルサイト(のトップページ)にリンクしているページはどれくらいあるだろうか?
GoogleとYahooの検索エンジンを使い,
link:https://www005.upp.so-net.ne.jp/russell/index.htm
で検索してみたところ,以下のとおりだった。
Google での検索結果: 84件
Yahoo での検索結果: 8,110件
この数字の極端な違いは一体なんだろうか?
84件では少なすぎるし,8,110件では余りにも多すぎる。
ラッセルのポータルサイトには(本館・分館・初心者ページの3つのサイト合わせて)長短約3,000件の記事が掲載されている。本館のトップページにはそれら3,000のページからリンクされているので,Yahooの場合は,この3,000件は'雑音として'引く(マイナスする)必要がある。(これに対し,Googleの検索結果には,ラッセルのホームページの本館サイト内のページから本館トップページへリンクしているページは含まれていない。ただし,分館サイトは別のプロバイダーと契約しているので,分館サイトから本館のトップページへのリンクは含まれている。)
ラッセルのポータルサイト用のメールマガジンからのリンクやラッセルのポータルサイト用のブログからのリンクも差し引いて考える必要がある(メルマガの各号は独立しているので,これまで出した68号分マイナスする必要がある。ブログも同様)すると,Yahooの場合は,
8,110-(約3,000+約100)=約5,000 となる。
しかし,これでも多すぎて理解できない。
Yahooの検索エンジンでの検索結果をじっくり見ていくより他なさそうである。Yahooの検索結果を眺めていて以下のことに気づいた。
- Yahooの検索結果には'単なるリンク集'も多数含まれている。(これに対し,Googleの検索結果にはリンク集やブログは,ほんの少ししか含まれていない。)
- 海外のWebサイトも'多言語対応'を進めており,それに伴い,日本語の情報もかなり増えて来ているようである。たとえば,次のAT&Tのサイトもその一例。(ただし,文字化けするものも多い。)
AT&T のサイト
ずっと見ていくと,185件目でリストアップが終了しており,「最も的確な結果を表示するために,表示されている検索結果と似たページを除いています。」と書かれており,検索結果を「すべて表示する」ためには「すべて表示する」の部分をクリックする必要がある。クリックするとたくさん表示されるが,重複が非常に多い。
ということで,ラッセルのポータルサイトへリンクしているページは,現在200件くらいだろうと考えておくのがよさそうである(実際はもっとずっと多いかもしれないが・・・)。
何度も書いていることであるが,Googleを使い,「'バートランド・ラッセル'」で検索した場合,ラッセルのポータルサイトが長い間トップにランクされていたが,半年位前から,ウィキペディアが一番になってしまっている。Googleはリンクしているページ数を最も重視しているので,ラッセルのポータルサイトへのリンク数が増えればまた一位復活も夢ではない。
みなさん,ラッセルのポータルサイトへどんどんリンクをはってください!
[n.0037:2008.04.05(土): ラッセルは小柄?]
ラッセルに会った事のある人の文章(インタビュー記事など)を読んでいると,時々ラッセルの外見や容貌に関する記述を発見する。ラッセルの身長は低いと書いている人(例:大柄の小田実;ブライアン・マギー)がいるかと思うと,スラリとしていたと書いている人(大正時代にラッセルにあった日本人)もいる。皆,自分(あるいは自国民を)基準にして高い,低いと判断しているので,そのような記述を読む人は誤った印象を持ち易い。本当のところ,ラッセルの身長はどれくらいあり,当時の英国人の平均身長と比べてどうだったのだろうか?
幸い,1916年12月1日付(ラッセル44歳の時)の海外渡航許可証(Permit Book)の写真が残っているので,ラッセルの成人の時の身長を知ることができる(写真出典:R. Clark's Bertrand Russell and His World, 1981)。渡航許可証には,5フィート9インチとある。メートル法に直すと,(1フィート=12インチ=約30cmということなので,5×30+9/12×30という計算で)172.5cmということになる。
現在の英国人(イングランド人)に比べ当時の英国人の平均身長は10cm位低いとすると,ラッセルは当時としては平均的な身長だったと判断することができる。あるいは,ウェールズ系の人間はイングランド系に比べ約10cmほど平均身長が低いといわれているので,ウェールズ系としては身長が高いということになる。
いずれにしても,身長・体格といったことでも,現時点での自分や自国民の基準で物を判断しがちなので,いろいろな視点から見て判断する必要があると思われる。