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バートランド・ラッセル 私の哲学の発展(松下彰良 訳)

* 原著:My Philosophical Development, by Bertrand Russelll (London; George Allen & Unwin, 1959)

総目次

第13章 言語 イントロ索引

  1. 以前言及したように、(言葉の)「意味」の定義や言語と事実との関係に興味・関心を持ち始めるようになったの1918年のことであった。

  2. 「意味」の定義を探し求めるにあたって、私は他の場合と同様(as elsewhere)、行動主義者の原理・原則は究極においては不十分であることが明らかになるであろうと期待する一方、この原理・原則に従って可能な限り進んでみるという計画を追求した。

  3. ひとつの)対象語の理解における本質的なことは、その語が,その語の意味するところのものと,いくつかの特性(properties)を共有しているということである。

  4. 哲学者や本好きな人(読書の好きな人)は、通例(一般的に)言葉によって支配される生活を送りがちであり、通例非言語的であるところの事実と何らかの繋がり(結合)を持つことが言葉の本質的な機能であるということを 忘れることさえありがちである。
  5. 『精神の分析』において、私は心的出来事の「素材(材料/要素)」は全て感覚と心像(images 心/脳の中のイメージ)のみからなるというテーゼ(命題)を主張した。

  6. 『数学の諸原理』(『数学原理(Principia Mathematica)』ではなく、1903年に出版した The Problems of Mathematics の方)を執筆していたときに、私は文について困惑し始めた。

  7. 世界には(単一ではなく)複合的(である)と見えるものが多くある。

  8. ひとつの対象の構造を示すことは、その対象の諸部分について、また、諸部分が相互に関係する仕方について,言及することである。

  9. 直接法の文が発話される可能性があるのは、話し手(話者)がそれ(その文の内容)を信じているからであるか、あるいは、話し手(話者)がその文は聞き手の中に何らかの行動あるいは情緒を引き起こすだろうと期待するからである。

  10. 信念(というもの)は明確な概念ではない。

    第14章