|  (p.9) 注
 1 『JAVA資料集3, 4』
 2 『ジャバニュース』 NO.58,1999,p.4
 3 『産経新聞』 1998年11月4日
 4 『北海道新聞』 1998年12月15日
 5 食肉用養殖動物の場合も事情は同じである。 人間がみなベジタリアンになったら、 肉食文化のもとでは生まれてきたであろう多くの飼育動物が、 生まれてこないことになる。
 6 デレク・パーフィット 『理由と人格』 (勁草書房、 1998年) 第16章
 7 『読売新聞』 1999年3月27日朝刊
 8 例えば、 ソール・クリプキ 『名指しと必然性』 (産業図書、 1985年)
 9 倫理学では、 ダブル・エフェクトの問題と呼ばれる。 ギルバート・ハーマン 『哲学的倫理学序説』 (産業図書、 1988年) 第5章等を参照せよ。
 10 三浦俊彦 「再生倫理学」 (『たましいのうまれかた』 岩波書店、 1998年所収) を参照せよ。 真の相違を定式化するには、 可能世界の枠組みを用いることが必要である。
 11 子孫に試練を課すというモデルは、 もっと小規模には、 通常の子育てにもあてはまるかもしれない。 出生前診断の結果にかかわらず中絶せずに障害児を産み、 あえて不幸な生を作り出すことの是非を、 非同一性問題としてパーフィットは論じている (『理由と人格』 125節) が、 事例の作り方にやや無理があり、 彼の価値判断 (「無相違説」) に多くの人が賛成するかどうかも疑問である。
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