三浦俊彦による書評

★ 副島隆彦『人類の月面着陸は無かったろう論』(徳間書店)

* 出典:『読売新聞』2004年8月15日掲載


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 夏バテにはドリンク剤とトンデモ本が一番。このテに特有の罵倒文体を真面目に読んでいくと、世の中いろんな考え方ができるんだなあと気力が湧いてくる。ただし、断定と恫喝の嵐に気圧されて「やっぱりアメリカに騙されていたのか」と思い始めた人は要注意。読者の精神力と論理的適性をためす尺度としても使える本です。
 アポロ捏造説は信じている人が結構多いらしいですね。9月刊の拙著『心理パラドクス』(二見書房)で、学問上有名な錯覚の数々を紹介しますが、全百一題中の一題で、アポロ捏造説のどこが間違っているのかを論じてみました。

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