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バートランド・ラッセルのポータルサイト

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「(週刊)バートランド・ラッセル(1872.5.18-1970.2.2)に関するメール・マガジン」
  no.0786_2022/06/04 (2006/12/21 創刊/毎週土曜 or 日曜日 発行)

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    ■ 目 次 ■
          
 1.ラッセルの著書及び発言等からの引用
 2.ラッセルに関する記述や発言等
  編集後記

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 1.ラッセルの著書や発言等から
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■「(ほぼ日刊)ラッセルの英語」
     n.2201~2203  を発行しました。1つだけ再掲します。

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  <お知らせ>
  当分の間、「ラッセルの英語」は「ラッセル英単語」のみとします。
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★「ラッセルの英語」n.2202  transparent
 
  ラッセル英単語_語源を参考に理解_024 
       ""trans", "tres" ; 越える、超える
   
 =================================
<清水建二(編)『英語の語源大全』p.108-111から引用>

 「越(超)えるという意味の語根"tar"は印欧祖語の"tere"にさかのぼり、
ラテン語経由では、主に接頭辞として"tra(ns)","tre(s)","tri"などの形で英
語に入ってきます。。
* transact : trans(越える) + act(行う)→ 「越えて行う」→ 「(取引
などを)行う」
* transform : trans(越える)+ form(形)→ 「形を超える」 → 変形さ
せる
* transgender : 「性を越える」→「トランスジェンダー(身体の性と心の性
が一致しない人)」
* transit : tran(越える)+ sit(行く)→ 「越えていく」 → 「通過する」
* transition : 「越えていくこと」 →「移り変わり」「転換期」
* translate : 「越えて運ぶ」 → 「翻訳する」
* transmit : 「越えて送る」 → 「送信する、伝える」
* transparent : 「越えて現れる」 → 「透明な」
* tradition : tra(越えて)+ dit(与える」 → 「後世に引き渡す」 → 
「伝統」
* trance : 現実の世界を超えて死後の世界へ移る → トランス状態
* trespass : 「越えて通る」 → 「不法侵入する」
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★ transparent【(adj.) 透明な;光を通す;包み隠しのない;すぐ見抜ける;
明らかな】

* transparency (n):透明性;透明度;明白さ


1.ラッセルの用例

But I had thought of language as transparent - that is to say, as a 
medium which could be employed without paying attention to it.
[しかし私は言語を透過的なもの(as transparent)-即ち,それに注意を払
うことなしに使用可能な媒体- であると考えていた。]
 出典:ラッセル『私の哲学の発展』第1章「概観」
          https://russell-j.com/beginner/BR_MPD_01-040.HTM

Sometimes, namely in the case of transparent things, we find that 
there is a tangible object in a touch-place without there being any
 visible object in the corresponding sight-place.
[時折、透明な物の場合には、触空間には触知できる(触ることによって知覚
できる)対象が存在するが、それに対応する視空間には目に見える対象が存在
しないことがある。]
 出典:ラッセル『外界の知識』第3章(第3講)「外部世界はいかにして知
られうるか?」
          https://russell-j.com/beginner/08-OKEW.HTM
  

2.参考例

I know of one city where people have already started using transparent
 garbage bags.
[既に透明のゴミ袋を使い始めている街を私は知っている。]
 出典:『英単語ターゲット1900』, p.409

transparent water / the transparency of water
 出典:Shogakukan Random House English-Japanese Dictionary, 1982 ed.
[澄んだ水/水の透明度]

If an object or substance is transparent, you can see through it.
 出典:Collins COBUILD English Dictionary for Advanced Learners, new
 ed.  
 

■「ラッセルの言葉(Word Press 版)v.2

 今回は6月4日開催のオンライン読書会(ラッセルを読む会)の準備等のため
お休みとしました。
            

■「ラッセルの言葉366_画像版」

 日本語 version : n.2036-2042j を投稿
 英 語 version : n.2036-2042e を投稿

 1つだけ再録します。
     n.2038j ( May 31, 2022)
   https://russell-j.com/smart_r366/r366g_j2038.html

 「いろいろな愛情」

 夫婦の愛情,親の子に対する愛情,子供の親に対する愛情は,それぞれ別種
の愛情である。弊害が生じるのはこれらの種類の異なる自然な愛情が混同され
るときである。・・・。彼らはお互いから(夫婦間で)得られるものを子供に
要求してはならないが、彼らめいめいにおいて幸せであればそのようなことを
したいという衝動を感じないであろう。子供達は適切に世話をしてもらってい
れば両親に対して自然な愛情を抱くであろうが、それは独立心の妨げとはなら
ないだろう。必要なのは禁欲的な自己否定ではなく、知性と知識によって十分
に啓発された本能をのびのびと豊かなものにすることである。

The affection of husband and wife is one thing, that of parents for 
children is another, and that of children for parents is yet another.
The harm comes when these different kinds of natural affection are 
confused. ... They (parents) must not demand from their children what
 they get from each other, but if they are happy in each other they 
will feel no impulse to do so. If the children are properly cared for,
 they will feel for their parents a natural affection which will be 
no barrier to independence. What is needed is not ascetic self-denial,
 but freedom and expansiveness of instinct, adequately informed by 
intelligence and knowledge.
Source: On Education, especially in early childhood, 1926
 More info.: https://russell-j.com/beginner/OE11-090.HTM

<寸言>
 これもフロイト主義に対する批判の一つ(即ち、フロイト主義者は、夫婦の
愛情,親の子に対する愛情,子供の親に対する愛情は別種の愛情であることを
認識していないとの批判)です。
 https://russell-j.com/beginner/OE11-030.HTM

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(2) ラッセルに関する記述や発言等 
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 今回もお休み

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 編集後記  日本人女子テニスプレイヤーの新星?
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 またテニスねたです。
 錦織が怪我(故障)で長い間戦線離脱をしており、大坂なおみも心身とも不
調気味で、日本人テニスプレイヤーが話題に登ることがすくなくなっていまし
た。しかし、ダブルスではありますが、日本人女子テニスプレイヤーの柴原瑛
菜(しばはら えな)( + オランダ人のクールホフ)が全仏テニスのダブルス
で昨日優勝しました。

 柴原瑛菜(身長175cm!)の両親は日本人で、本人はアメリカのカリフォルニア
育ちですが、「2019年7月に2020年東京オリンピックの出場を目指すため日本国
籍を選択」とのことです。

 Live TV(広告付きで無料で視聴可能)で視聴しました。接続できるネット回
線がいつも5,6本ありますが、中にはウィルスをダウンロードさせようとす
る広告付きのものもあり、できるだけクリックしないように気をつけています。

 私自身は、テニスは若い時に少しやっただけです。お金をかけずにテニスが
できる環境があれば続けていたでしょうが、そういう環境及び境遇になく残念
です。テニスを継続していればもっと健康だったでしょうが・・・。(松下彰良)

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■編集・発行:(松下彰良/まつした・あきよし)
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