★ バックナンバー索引 ★
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「(週刊)バートランド・ラッセル(1872.5.18-1970.2.2)に関するメール・マガジン」
no.0760_2021/11/20 (2006/12/21 創刊/毎週土曜 or 日曜日 発行)
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■ 目 次 ■
1.ラッセルの著書及び発言等からの引用
2.ラッセルに関する記述や発言等
編集後記
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1.ラッセルの著書や発言等から
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■「(ほぼ日刊)ラッセルの英語」
n.2127~2129 を発行しました。2つ再掲します。
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<お知らせ>
当分の間、「ラッセルの英語」は「ラッセル英単語」のみとします。
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(1) 「ラッセルの英語」n.2128
https://russell-j.com/beginner/reitan-i118.htm
ラッセルの英単語 imbue
★ imbue [(vt) ・・・に(思想などを)吹き込む。・・・に(感情などを)
染み込ませる]
1.ラッセルの著作から
Since organisation is inevitable in the modern world, there is every
no way out of this trouble except to imbue the men in important
positions with toleration for the vagaries of the young.
[組織が現代社会において不可欠である以上、要職にある人たちが若者のとっ
ぴな考えを大目に見る心を養わないかぎり、この不幸から抜け出す道はまった
くない。]
出典:ラッセル『アメリカン・エッセイ集』の中の「優等生について
https://russell-j.com/BEING-G.HTM
It (= this view) was helped also by the extreme similarity between the
Bolshevik commissary and the American Trust magnate; both appeared as
persons imbued with the importance of mechanism for its own sake, and
of their own position as holders of the key to the clockwork. .
[その見解はまた、ボルシェヴィーキ(ロシア共産主義者)の委員とアメリカ
のトラストの大立者(有力者)との間なる極端な類似によっても助けられた。
即ち、この両者はいづれも機械を機械自体のために尊重する習癖、及びその機
械的な組織に対する支配権の把持者としての自分達の地位を尊重する習癖の捕
囚となり切った人々のように見えた。]
出典:ラッセル『産業文明の前途』序文
https://russell-j.com/BEING-G.HTM
2.参考
That depraved fiend imbued my son with a dangerous fallacy.
[あの邪悪な悪魔のような人間(fiend)は、私の息子に危険な間違った考えを
吹き込んだ。]
出典:『究極の英単語<SVL>Vol.4_超上級の3000語』p364
He was imbued with a desire for social justice.
出典:Oxford Advanced Learner's Dictionary, 8th ed.]
a Guards officer imbued with a military sense of duty and loyalty
出典:Collins COBUILD English Dictionary for Advanced Learners, new
ed.
(2)「ラッセルの英語」n.2129
https://russell-j.com/beginner/reitan-i137.htm
ラッセルの英単語 instigate
★ instigate [(vt) そそのかす、扇動する、扇動して・・・させる;
(英国)推進する]
* 語源:sti(n)g-, stinct- : Gk.stizein = to prick(突き刺す、刺激する)
* instigation (n):扇動、教唆
1.ラッセルの著作から
Nothing more clearly indicates the hand of oppression in America than
the indictment of American radicals for having instigated these riots.
[米国においては、こうした暴動を扇動したとしてアメリカ人の過激派を起訴
(告発)することほど、アメリカにおける抑圧の手の内(the hand of
oppression)を明らかに示すものはありません。]
出典:ラッセル『拝啓バートランド・ラッセル様-一般市民との往復書簡』
の中の「ハーレム(New York)の人々」
https://russell-j.com/beginner/DBR2-25.HTM
In this year, there was a trial in Hertfordshire, instigated by the
local clergy.
[同じ年に,,(英国)ハートフォード州(注:大ロンドンの北に隣接した州)
で,同地域の牧師たちによって扇動されて起こされた裁判があった。]
出典:ラッセル『宗教と科学』第4章「悪魔研究と医学」
https://russell-j.com/beginner/RS1935_04-150.HTM
2.参考
He instigated the foolhardy young man to commit a robbery
[彼はその向こう見ずな若者をそそのかして盗みを働かせた。]
出典:『究極の英単語<SVL>Vol.4_超上級の3000語』p365
They were accused of instigating racial violence.
出典:Oxford Advanced Learner's Dictionary, 8th ed.
The violence over the last forty-eight hours was instigated by
ex-members of the secret police.
出典:Collins COBUILD English Dictionary for Advanced Learners, new
ed.
■「ラッセルの言葉(Word Press 版)v.2, n.1927~1926
1) n1927:ラッセル『私の哲学の発展』第10章 ウィトゲンシュタイン
の衝撃 n.21
https://russell-j.com/wp/?p=6799
2) n1928: ラッセル『私の哲学の発展』第10章 ウィトゲンシュタイン
の衝撃 n.22
https://russell-j.com/wp/?p=6802
3) n1929:ラッセル『私の哲学の発展』第10章 ウィトゲンシュタイン
の衝撃 n.23
https://russell-j.com/wp/?p=6810
4) n1930: ラッセル『私の哲学の発展』第10章 ウィトゲンシュタイン
の衝撃 n.24
https://russell-j.com/wp/?p=6813
5) n1931: ラッセル『私の哲学の発展』第11章 知識の理論 n.1
https://russell-j.com/wp/?p=6816
■「ラッセルの言葉366_画像版」
日本語 version : n.1840j-1845j を投稿
英 語 version : n.1840e-1845e を投稿
一つだけ再録します。
n.1845j ( Nov. 19, 2021)
https://russell-j.com/smart_r366/r366g_j1845.html
「ノーベル賞物理学者ニールス・ボーアの人柄」
1960年の初め,私たち(夫婦)は短期間,コペンハーゲンに行った。それは,ヨ
ーロッパ文化に貢献したという理由でコペンハーゲン大学から授与されるソニ
ング賞を受け取るためであった。・・・。
ソニング賞授与式には,歓迎レセプションとそれに続く立派な政府主催の晩
餐会があり,楽しかった。妻は文部大臣とニールス・ボーア教授(1922年にーベ
ル物理学賞受賞)の間に坐らされた。大臣は自分は英語を話すことができない
と断言した。そのため,(妻エディスとの)会話の重荷をボーア教授が負わな
ければならなくなった。・・・。そして,ついに,彼は晩餐会に出席している著
名人達が(教授の行動を)じっと見物し,微笑し,うっとりとしている間に,彼
女の皿のおいしい菓子を食べ,彼女のワインを飲んでいるのであった。私同様,
ずっとあとあとまで彼女が彼を好きだったのも,こうした彼の魅力のせいであ
った。
Early in 1960 we went to Copenhagen for a short time for me to receive
the Sonning Prize for contribution to European Culture, bestowed by
the University of Copenhagen....
The occasion of the prize-giving was a pleasant one with a reception
and a fine State dinner following it. My wife was seated between the
Minister of Education, who declared himself to be unable to speak
English, and Professor Niels Bohr, upon whom the burden of
conversation therefore fell. ...Finally, he was eating the delicious
confections from her plate and drinking her wine whilst the notable
company of diners looked on, smiling and entranced. It was a tribute
to his charm that she continued to like him, as I did.
Source: The Autobiography of Bertrand Russell, v.3
More info.: https://russell-j.com/beginner/AB33-090.HTM
<寸言>
ニールス・ボーア(1885-1962)はこの2年後の1962年に77歳で亡くなって
います。
ラッセルはラッセル=アインシュタイン声明に署名してくれるようにニール
ス・ボーア教授にも求めましたが応じてくれませんでした。このレセプション
でラッセルの妻エディスと会話をしなければならなくなって、ボーア教授は署
名しなかったことを後悔していたでしょうか?
ラッセルはラッセル=アインシュタイン声明発表の記者会見(1955年7月9日)
の後、署名者のマックス・ボルンとニールス・ボーアと取り違えて、マックス
・ボルン教授が応じてくれなかったと言ってしまうという「大失態」をしてし
まったと(長く尾を引いた)後悔の念を述べています。ラッセルでさえ、この
ような「大失態」をするのですから、私(あるいは、我々)の「大失態」など
たいしことないという「言い訳」に使えそうです(笑)。
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(2) ラッセルに関する記述や発言等
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今回もお休み
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編集後記 「Twitter の仕様変更」
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最近、Twitter 添付の画像が突然、全体が表示されるようになりビックリ
しました。(実際はモバイルアプリでは5月から実行されていたようです。)
Twitter 社によると、添付画像の最適サイズは、1200px × 675px という
ことらしいですが、これまで正方形の画像は縦側がチョン切られていました。
ネットで調べてみたところ、いろいろな反応が起こっています。
私としてはよい変更であり、一時的な変更で元に戻ることがないように願い
ますが、「見にくくなった」という批判的な反応もけっこうあるようです。
(松下彰良)
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■編集・発行:(松下彰良/まつした・あきよし)
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