★ バックナンバー索引 ★
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「(週刊)バートランド・ラッセル(1872.5.18-1970.2.2)に関するメール・マガジン」
no.0687_2020/06/06 (2006/12/21 創刊/毎週土曜 or 日曜日 発行)
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■ 目 次 ■
(1)ラッセルの著書及び発言等からの引用
(2)ラッセルに関する記述や発言等
編集後記
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(1) ラッセルの著書や発言等から
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■「(ほぼ日刊)ラッセルの英語」
n.1828〜1833 を発行しました。2つ再掲します。
(1) R英単語・熟語シリーズ ★ refurbish
https://russell-j.com/beginner/reitan-r114.htm
* 語源から理解する(TOEIC英単語0312 / refurbish黄金の暗記法)
https://www.youtube.com/watch?v=ma5NyFDimu4
↑ お薦めのYouTube動画です。
* refurbishment (n):
1.ラッセルの例
The latter had been painted and refurbished during our absence under
the kind auspices of Rupert and Elizabeth Crawshay-Williams.
[後者(の新しい家)は、私たちの留守中に,クロウシェイ=ウィリアムズ夫妻
(ルパートとエリザベス)の親切な援助の下,ペンキが塗られ,一新させられてい
た。]
出典:ラッセル『自伝』第3巻第2章「国の内外で」
https://russell-j.com/beginner/AB32-270.HTM
2.参考例
The brewery has recently been refurbished.
[醸造所は最近改装された。]
出典:『究極の英単語 v.4 - 超上級の3000語』p.105
He's going to Paris to refurbish his French.
出典:Longman Dictionary of Contemporary English, new ed.
We have spent money on refurbishing the offices.
出典:Collins COBUILD English Dictionary for Advanced Learners, new
ed.
(2) 「ラッセルの英語」n.1828-2 (旧「ラッセルの言葉」に該当するもの)
https://russell-j.com/beginner/CONVERSE.HTM
ラッセル「改心」(出典:『ラッセル思想辞典』)
* From: Portraits from Memory and Other Essays, pt. B, chap.4 (1956)
(要旨訳)
一九〇一年の初め、私は宗教的な人が「回心」(conversion)と呼ぶものに似
た体験を味わった。突然、多くの人々が味わう孤独をマザマザと感じ、この悲
惨な孤独を救う方法を強烈に願った。数分の経過の中で、南アのボーア戦争に
対する心情が変ってしまった。
「自由人の信仰」という私の一文はこの時に生れた。ホワイトヘッドと共に
、十年間にわたり、最大に精力を傾倒した本、『数学原理』(全3巻)が完成
し、このヘラクレス的作業に没頭した後で、それまでに経験しなかった精神的
余裕が生れ、戦争(=ボーア戦争)が私に与えた問題意識を再検討する知的な気
持になった。
第一次大戦勃発(一九一四年)当初、政治と個人的心理との関連の重要性に心
を打たれた。人間の集団が一緒に行動するのは、彼らに共通する情熱の結果で
あり、政治理論家の強調するものと違うことを突然悟った。好戦的群集を目撃
して、精神分析学者の考え方と似かよった考えを抱いた。
( But early in 1901 I had an experience not unlike what religious
people call "conversion". I became suddenly and vividly aware of the
loneliness in which most people live, and passionately desirous of
finding ways of diminishing this tragic isolation. In the course of a
few minutes I changed my mind about the Boer War, about harshness in
education and in the criminal law, and about combativeness in private
relations. I expressed the outcome of this experience in "The Free
Man's Worship". But I was absorbed, with my friend Whitehead, in the
herculean task of writing Principia Mathematica, a book which occupied
the best energies of us both for a period of ten years.
The completion of this task left me with a new degree of mental
freedom, and therefore ready intellectually as well as emotionally
for the re-direction of my thoughts that was brought about by the
war.
During the first days of the war, I was struck by the importance of
the connection of politics and individual psychology. What masses of
men agree to do is the result of passions which they feel in common,
and these passions, as I was suddenly compelled to realize, are not
those that I found emphasized by most political theorists. I was at
that time completely ignorant of psycho-analysis, but observation of
Warlike crowds inspired me with thoughts having much affinity with
those of psycho-analysis, as I afterwords discovered.)
■「ラッセルの言葉(Word Press 版)v.2, n.1572〜1576
1)n.1572:R『権力−その歴史と心理』第16章 権力哲学,n.12
https://russell-j.com/wp/?p=5485
2)n.1573: R『権力−その歴史と心理』第17章 権力の倫理学,n.1
https://russell-j.com/wp/?p=5488
3)n.1574: R『権力−その歴史と心理』第17章 権力の倫理学,n.2
https://russell-j.com/wp/?p=5492
4)n.1575: R『権力−その歴史と心理』第17章 権力の倫理学,n.3
https://russell-j.com/wp/?p=5496
5)n.1576: R『権力−その歴史と心理』第17章 権力の倫理学,n.4
https://russell-j.com/wp/?p=5501
★「ラッセルの言葉_画像版」
日本語 version : n.1308j-1314j を投稿
英 語 version : n.1308e-1314e を投稿
一つだけ再録します。
https://russell-j.com/smart_r366/r366g_j1310.html
〜
「恐れを知らない女性たち」
愛を束縛されている女性は、夫の残忍さと偽善を助長し、我が子の本能をゆ
がめる。恐れを知らない女性達の一世代は、恐れを知らない子供たちの一世代
を世の中に送りこむことによって、世の中を一変させることができるだろう。
Women in whom love is cramped encourage brutality and hypocrisy in
their husbands, and distort the instincts of their children.
One generation of fearless women could transform the world, by
bringing into it a generation of fearless children, not contorted into
unnatural shapes, but straight and candid, generous, affectionate and
free
Source: On Education, especially in early childhood, 1926, by Bertrand
Russell
More info.: https://russell-j.com/beginner/OE02-230.HTM
<寸言>
勇気というと肉体的勇気を思い浮かべ、精神的勇気を思い浮かべない人が少
なくない。社会をうまく機能させるためには、権力者におもねり、忖度し、で
しゃばらないほうがよいと考える人も少なくない。しかし、そのような社会は
喜びの少ない、生きる価値のあまりない社会ではないか? もちろん、混乱し
た社会には誰も住みたくないが、偽善に溢れ、結局弱者が最後には犠牲になる
ような社会にしてはならない。
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(2) ラッセルに関する記述や発言等
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★「R落ち穂拾い−初級篇」から
丸谷智保「ラッセル「哲学入門」を中学の時に読み・・・」
https://russell-j.com/beginner/ochibo-2020.htm#r2020-04
丸谷智保「特売チラシを最初に見るのは誰だ!? 北海道コンビニ首位「セイ
コーマート」の発想術」
「Nikkei Stype」 2020.06.04 掲載(2020年6月5日)
* 丸谷智保(まるたに・ともやす、1954〜 ): セイコーマート会長。1979
年3月慶大法卒。同年拓銀入行。98年シティバンク入行、2007年3月セイコー
マート入社(現・株式会社セコマ)同年専務、08年副社長、09年3月現職。内
閣府経済財政諮問会議政策コメンテーター、北海道経済連合会常任理事。
★「ラッセル「哲学入門」を中学の時に読み・・・」
北海道コンビニ首位のセイコーマート丸谷会長は「物事の本質を見極めるこ
とと、ポジティブシンキング」が重要と語る。
「★中学1年生の時★ に読んだ、哲学者バートランド・ラッセルの著作が原
点です。哲学の入門書なのですが、英語で書いてあるので辞書を片手に読み進
めました。私が『物事の本質とはなにか』を常に考える姿勢はこのとき、身に
ついたように思います。そもそも、哲学に関心を持つようになったのは、父の
影響です。父は学生時代に哲学の研究会に入っていたこともあって、家の中に
哲学書がふつうに置いてある環境でした」
あなたは中学1年の時にどういった本を読んでいましたか?
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編集後記 今週の3つの小話 −「民度」;「説明責任が尽くせるように可
能な限り縮小」;「モリ、カケ、サクラ、クロ、デザインの五輪の徒花」
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★小話1:「日本と他国では"民度"が違うから・・・」(麻生副総理)
「民度」というのは人によって込める意味合いがとても異なる。麻生副総理
はどういった意味で使っているのだろうか? 広辞苑とウィキペディアの定義
は、(広辞苑では)「人民の生活や文化の程度」、(ウィキでは)「特定の地
域・国に住む人々の平均的な知的水準、教育水準、文化水準、行動様式などの
成熟度の程度」となっている。
「えっ、日本は欧米より民度が高い? 麻生氏は、日本は欧米(アメリカ、
イギリス、フランス、イタリア)に比べて「民度が高い」と言っている?」
麻生氏より反論あり、「私は民度が”高い”とは言っていない、"民度が違
うから”」と言っている。人の話をよく聞きなさい!!」
ますますわからなくなった、麻生氏の頭の構造と人間性及び「正気度」が?
★小話2:「説明責任が尽くせるように可能な限り縮小します(赤羽国交相)
「・・・説明責任が尽くせるように可能な限り縮小する、とした。また、事業
者を選定する第三者委員会については、メンバーや議事録などを公表する予定
がないことも明らかにした。」
→ ★今のままでは★ 説明責任を果たせないので"可能な限り"縮小すると言
っているようなもの。 「議事録などを公表する"予定がない"」と平気で言え
る内閣はたいしたもの。自分たちがやることは検証必要なしとは、彼らは「天
上の人」であり、我々下界の人間とは違うらしい。
「天上天下唯我独尊、朕は国家なり、何か文句ありますか?」の達観した境地
★小話3:「モリ、カケ、サクラ、クロ、デザインの五輪の徒花(あだばな)」
経産省の自作自演の可能性大。「デザインサービス協議会」はペーパカンパ
ニーならぬ、ペーパーグループ。
計算、いや経産大臣や官邸が国会を早く閉じて逃げ出したい気持ちはよくわ
かる。 しかし、国会が閉じると国会議員の不逮捕特権がなくなり・・・!?
今は官邸は検察との関係はよくないし・・・。
いざとなれば、森大臣は指揮権を発動してくれるだろうけど、それが政権の
延命につながるか、お終いの始まりになるかも知れず・・・
ああ、ジレンマだ。前回は病気で退陣となったが、今回はコロナがあるかぎ
り、今政権交代なんか言ってる時ではないということで相当長く頑張れると思
ったが・・・どうだろうか・・・?
前門の虎、後門の狼・・・ (松下彰良)
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■編集・発行:(松下彰良/まつした・あきよし)
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