ケン・コーツ(編)、日本ラッセル協会(訳)『社会主義ヒューマニズム』への感謝の言葉
* 出典:ケン・コーツ(編)、日本ラッセル協会(訳)『社会主義ヒューマニズム』(理想社,1975年8月刊 311pp.) * 原著:Essays on Socialist Humanism, ed. by Ken Coates. Spokesman, 1972.*『社会主義ヒューマニズム』目次
感謝の言葉
本書は次の方々の不断の援助があったればこそ今日の出版に間に合ったのである。
クリストファー・ファーレイ氏は、ほかの多くの所用で多忙この上ない時にも検証の仕事に取り組んで下さった。それから、ケン・フリーツ、マイク・クッシュマン、ジョン・ダニエルら諸氏とラッセル・プレス社の全職員にもお世話になった。(右写真(1972年8月12日撮影):左側が C. Farley氏:故・牧野教授のアルバムより/因みに右は吉野源三郎氏)*1
ステファン・ボーディントン氏とマリソンスリング氏とは不思議なほどの短い時間に込み入った原文を明確に翻訳して下さった。
本書に掲載された2論文*2は、ラッセル生誕百年祭記念行事として開かれた「帝国主義時代の勢力範囲」なるテーマのセミナール*3に提出されたものでもある。同セミナールは、ウラジミール・デディエ教授を議長に、ウィーン・インスチチュート・フォア・デベロプメントなる機関の後援のもとに開催された。同セミナールの全議事録は同教授により目下出版準備中である。
[訳者(牧野)注]
* 1 C.ファーレイ氏はラッセル卿の生前より多年の間秘書を勤め、1945年夏(松下注:1965年の誤記)、ラッセル平和財団東京支部設立準備打ち合わせに来日した。現在、同財団の理事長である。(松下注:ラッセル平和財団日本協力委員会は、1965年3月12日に設立されている。)。
* 2 同セミナールの行事予定プログラムを参照すると、本書に掲載された2論文とは、N.チョムスキー氏の論文及び V.デディェ教授と J.P.サルトル氏との連名になる論文の2篇を指すもののようである。
* 3 1972年9月13日より、ラッセル生誕百年祭行事として、オーストリアのリンツで開かれた。N.チョムスキー氏は公開講演を行うことになっていた。