バートランド・ラッセル 英単語・熟語 c014 - critical
★ critical (adj) [危機の,決定的な,重大な;批判的な;批評の;(数・理)臨界の]
* 『東大英単』の説明」:一般的な用法では否定的な評価を示すことが多いが,アカデミックな世界では critical reading, literacy criticism の場合のように,厳密で分析的なアプローチを指す。
* criticise = criticize
* criticism (n):批評,批判,評論;非難;聖書批判
* crisis (n):危機 【複数形は crises】
1.ラッセルの用例
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[私はある時,バーナード・ショーに,シドニー・ウェッブは親切心にいくらか欠けているように私には思われる,ということを話したことがある。ショーは,次のように応えた。「いや,それはまったく誤解だ。ある時私は,シドニー・ウェッブと2人で, オランダで市電にのっていて,袋からビスケットを出して食べていたことがある。その時一人の手錠をかけられた犯罪者が警官に連れられて電車に乗りこんで来た。他の乗客はみんな恐ろしくて縮まっていた。しかしウェッブは,その犯罪者のところに行って,ビスケットをあげたんだよ。」 私は,ウェッブかショーに対し,自分が不当にも批判的になりつつあると気づいた時には,いつもこの話を思いす。
出典:ラッセル『自伝』第1巻第4章「婚約期間」]
The third type, which may be called 'logical atomism' for want of a better name, has gradually crept into philosophy through the critical scrutiny of mathematics.
[第3の(哲学者の)タイプは,適当な名前がないので,「論理的原子論」と呼んでもよいが,数学の批判的検討を通して,しだいに哲学の世界にはいりこんでいったものである。
出典:ラッセル『外部世界はいかにして知られうるか』第1章「最近の傾向」]
2.参考例
ラッセル英単語・熟語1500 |
[臨界期という概念は,猩紅熱などの疾患からきており,それを境に患者が回復するか深刻な悪化の方向に進むかの危機に関して生じた考え方である。
出典:『東大英単』p.120]
Writers are perpetually exposed to criticism.
[作家は常に批評にさらされる。
出典:宮川幸久『英単語ターゲット1900-四訂版』p.133)]
The spirit of criticism in journalism today is aimed at whoever is in the public eye.
[今日のジャーナリズムの批判精神は,大衆の注目の的になっている人物なら誰にでも攻撃の狙いをつける。
出典:『新版完全征服 データベース5500 英単語・熟語』p.81]
The next two weeks will be critial (for the company).
[ 出典:Longman Dictionary of Contemporary English, new ed.]