バートランド・ラッセル『教育論』(松下彰良・訳)
* 原著:Bertrand Russell: On Education (London; Allen & Unwin, 1926)
Contents(総目次)
第2部 性格の教育 - 第3章 生後第一年 (Chap.3 ) イントロ累積版
- 生後一年(間)は、教育の領域の外にあると、以前は、見なされていた。。・・・。
- '新生児'には、反射作用と本能はあるが、習憤はない。・・・。
- '幼年期'における習慣形成を考える時,考慮すべき問題が2つ出てくる。
- 児教育において,困難な点は,主として,親の側に微妙なバランス(感覚)が必要だということである。
- 前に見たように,新生児(赤ん坊)は,習慣を(まだ)身につけておらず,反射作用と本能だけが備わっている。
- しかし,大人の与える楽しみは,一定の限度内にとどめるべきであるが,一方,赤ん坊が自分で(独力で)楽しむことができることは,最大限奨励すべきである。
- 生後最初の三ケ月間は,食事を楽しんでいる時を除いて,概して,赤ん坊にとって,いくらか退屈な時期である。
- かし,概して,学びたいという赤ん坊の欲求は非常に強いので,親はただ機会を提供しさえすればよい。
第4章