ラッセル協会会報_第13号 |
(松下注)
1970年頃、東京駅八重洲口近く(東京都中央区八重洲3-17)にあった(多分、現在でもある)東京建物ビル(の確か、富士銀行会議室)で開催された「ラッセル研究会」に出席した時、同建物4階の松永法律事務所にもお邪魔して、ラッセル協会の監事の松永芳市弁護士に、ラッセル・ライブラリーを見せていただいた。
ラッセル関係資料は量的にはそれほど多くはなく、書棚3段分位だったように記憶している。しかし、これらの資料も、松永氏死亡後は散逸してしまったが、その後、中野の古書店で(日本バートランド・ラッセル協会の蔵書印が押された)関係資料の一部を発見し、何冊か買い戻したという思い出がある。
なお、それらは早稲田大学のラッセル関係資料コーナー(通称「ラッセル文庫」)に寄贈した。
ラッセル会報第十二号でふれました「ラッセル・ライブラリー」の設置が、(1969年)七月の総会において(次のように)決定しました。 (編集子) | |
場所 | 松永監事のご好意により、東京駅に近い松永法律事務所内の一室に設置 |
蔵書目録 | 諸出版社よりの寄贈のものが大半で、研究論文、紀要抜刷、訳者献本などです。(蔵書)目録は、追って会報に掲載致します。 |
貸出 | 当分行いません。閲覧のみ。研究論文、紀要などのコピーが必要な時は、実費本人負担として全納して頂ければ、便宜を計ります。 |
寄贈 |
1)岡山の治部茂氏より、一九一六年から一九二五年にかけてのラッセル著書原本八冊を寄贈下さいました。その中には、一九一六年、New York City にて入手なる書き込みのある、思い出の書かと思われる一冊もまじっていて、理事一堂ご好意に深く感謝致しております。また、東経大の箕輪連一教授より、Mysticism and Logic 一冊寄贈頂きました。御礼申し上げます。 2)ラッセル関係の印刷物は、皆様のご協力で、広い範囲で蒐集致したく考えております。 3)研究家、翻訳家、……の皆様より、ご執筆ご発刊の際、一部をご恵送賜れば、幸甚に存じます。 |
保存 | ご寄贈頂いた分には、単行本表紙裏扉に、寄贈年月日、ご氏名を記入、協会印を捺印し、永く保存し、同好の諸氏の活用に供します。 |
寄贈資料 送付先 |
東京都中央区八重洲3-17 東京建物ビル4階 松永法律事務所内 ラッセル・ライブラリー事務局宛 |