バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )

ラッセル英単語・熟語1500

 現代の科学と技術(科学技術)は、支配者の権力を増大させ、そうして、かつて例のなかったことであるが、社会全体を、誰かひとりの人間の頭で考えられた計画にもとづいて創造することを可能にした。このことが可能になったために、組織・体制への愛に酔いしれるということにもなり、そうして、この陶酔にあっては、個人個人の基本的な諸要求は忘れられる。

Modern science and technique have enhanced the powers of rulers, and have made it possible, as never before, to create whole societies on a plan conceived in some man's head. This possibility has led to an intoxication with love of system, and, in this intoxication, the elementary claims of the individual are forgotten.
 Source: Bertrand Russell: Human Society in Ethics and Politics, (1954), introduction
More info.:https://russell-j.com/cool/47T-introduction-07.htm

<寸言>
 自分の身近な人間は別として、一人ひとりの人間(国民)は愛さないが日本という国家(実際的には現在の体制)を愛することを、「愛国心」と言うようです。
 部分(一人ひとりの国民)がある(いる)からこそ全体(国家)がありますが、為政者は全体(国家)があるからこそ部分(国民)がある(生きていくことができる)と考えがちです。
 「国破れて山河在り」ということで、政府(国家)が瓦解しても、人々はいつでもその気になれば国家(政府)を形成できます。 

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