バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Ru
ssell Quotes )

ラッセル英単語・熟語1500

 もし、合理的な疑いの状態が望ましいと認められるなら、世の中に非合理的な確信が非常に多く存在することはいかにして生じたのかを探究することは重要になる。その多くは、平均的な人間の本質に内在する不合理性と軽信性(安易に信じること)によるものである。しかし、この知的原罪の種は他の仲介者(agencies 政府機関;仲介者)によって養われ育成されている。その中で3つの仲介者が主要な役割を果たしている。すなわち教育、プロパガンダ(政治的宣伝)、及び、経済的圧力である。

If it is admitted that a condition of rational doubt would be desirable, it becomes important to inquire how it comes about that there is so much irrational certainty in the world. A great deal of this is due to the inherent irrationality and credulity of average human nature. But this seed of intellectual original sin is nourished and fostered by other agencies, among which three play the chief part - namely, education, propaganda, and economic pressure.
Source: Sceptical Essays, 1928, chapter 12: free thought and official propaganda.
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<寸言>
 最近の教育においては、自分の頭で考えることの重要性が強調されていますが、それとは矛盾する道徳教育の必要性が同時に強調されたりています。その一例は、安倍政権における教育勅語の教材化です。国家有事の際には、進んで先頭にたって命をかけることが奨励されています。
 以下は、教育勅語から引用したもの(現代語訳)です。

「・・・非常事態のときには大義に勇気をふるって国家につくし、そうして天と地とともに無限に続く皇室の運命を翼賛(よくさん)すべきである。こうしたことは、ただ天皇である私の忠実で順良な臣民であるだけではなく、またそうして汝らの祖先の遺した美風を顕彰することにもなるであろう。」

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