バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Ru
ssell Quotes )

ラッセル英単語・熟語1500

 リベラルな(自由主義的な)考え方の本質は、どのような意見を持つかではなく、どのように持つかにある。即ち、独断的に意見を持つのではなく、新しい証拠によっていつでも捨てられるかもしれないという意識を持って、暫定的に持つのである。これは、科学における意見の持ち方であり、神学における意見の持ち方とは対照的(反対)である。

The essence of the Liberal outlook lies not in what opinions are held, but in how they are held: instead of being held dogmatically, they are held tentatively, and with a consciousness that new evidence may at any moment lead to their abandonment. This is the way in which opinions are held in science, as opposed to the way in which they are held in theology.
Source: Unpopular Essays, 1950, chapter 1:: Philosophy and Politics.
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<寸言>
 前にも一度書きましたが、ラッセルが言ってもいないのに、(ラッセルが言いそうな物言いのために)ラッセルの発言だとされているものがいくつかあります。たとえば、War does not determine who is right ? only who is left(戦争は誰が正しいかは決めない、誰が生き残るか決めるだけだ)なんかはネットにあふれており、ラッセルの発言だと「断定」されてしまっています。ほんの少数のサイトのみがこれはバーナード・ショーの名言としていますが、ラッセルの言葉としているサイトが多すぎて、バーナード・ショーの発言と指摘しているサイトを見つけることは困難です。

 同様に、アインシュタインが言ってもいないのに言っているとして引用されることも少なくないようです。たとえば、「狂気とは、即ち、同じことを繰り返し行い、違う結果を期待することである(Insanity is doing the same thing over and over again and expecting different results.)」というのは、科学者のアインシュタインの言いそうなことに思われ、勘違いしそうです。この言葉は日本の政治家の皆さん(学習効果のない方々)に献上したいと思います。

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